今回は写真はありませんが……^^;
よく耳にする言葉「距離感は振り幅で……」
で必ず返す質問は「数字化したら、キャリーが15yと16y、もしくは15.5yはどうやって打ち分けるのですか?」
ちょっと嫌味な質問ですが、勿論振り幅で調整することは不可能です。
教科書や雑誌では確かにそう書いてありますが、実際プロも振り幅では打っていません。
確かに「ノーコックでスクエアで無理なく打ったらこのくらい、ハーフスイング、スリークオーターでこのくらい」というものは持っていますが、せいぜいその3種類くらいでしょう。
勿論3種類ではどうにもなりません。
正解は「距離感 = スピード感」です。
ボールが飛ぶ様子です。
皆さんもゴミ箱にゴミを投げる時、どんな感じか思い出してみて下さい。
何をイメージして、腕を何回か揺すって、何か「よし」と思ったら投げて……みたいに。
アプローチのルーティーンも同じです。
話を戻して……^^;
距離感は多くの方がキャリー(ワンバウンドまで)を考えていますが、プロの場合は「キャリーしてから、どんなバウンドして、どのくらいランをさせるか」を考えてキャリーの場所、ボールの高さを考えます。
ワンバウンド目から、どういう風に跳ねさせて、どのくらいスピンを入れるか考えてからでないと、打ち出すスピードと高さを決められません。
「アプローチ = 止まるところまで」です。
出来る出来ないに関わらず、まずは全てを「イメージすること」を練習してみて下さい。
堀野晃二